さくらノート横浜・横須賀・川崎版vol.19
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佐さ田た9102ETONARUKASあゆみさん(36歳)工事部係長やっぱり建築が好き!で土を掘ると、地面から水が湧わき出したり、地震が起きても倒壊しにくい住宅にするため地盤に杭くを打つなど、教科書には載っていなかったことばかり。「分からないことがあったら何でも聞いて」と上司に言われても、何が分からないのか理解できない状況に困こく惑しました。おまけに大ベテランの職人さんへ指示を出さなければならない立場。「もっと知識をつけたい」と建築士の資格を取得しようと勉強するも思うような結果が出ず、好きだったはずの建築への想いが揺らぎ始めてきたんです。んわいだつら もいや 取材協力「あれほど好きだった建築を、もう一度好きになるきっかけが欲しい」そんな想いで社長に相談したところ、東京にある教会を教えていただきました。高い天井に設しえられた天窓から降り注ぐ光が祭さん壇を照らし、そそり立つコンクリート壁が醸かし出す静寂は、えないほどの神秘さがあり、時間も忘れ、ただただ見入っていました。そのとき偶然にも合唱団による演奏が行われ、イキイキと歌う姿に「建物には人の心を癒いす力がある」と再確認することができたんです。最近は会社の代表として職人さんと打合せするなど、任せてもらえる仕事の幅が広がってきました。今後の目標は一人で現場を任される一人前の監督になること。好きだったテレビ番組のような感動を味わえるまで、まだまだ修行は続きますが、「やりきった!」と思えるその日まで、嬉し涙はとっておきたいと思います。11株式会社栄港建設〒223-0059横浜市港北区北新横浜1-7-8Tel. 045-542-1973URL http://www.eikou.co.jp/■代 表 者 代表取締役 岡田 雅人■設  立 昭和57年■従業員数 36名横浜市を中心に、建築家とコラボレートした住宅建築等、施工にこだわり個性的で魅力ある建物を創っています。出身校:■飾区立■美中学校(東京都)、東京都立小松川高等学校 ハウスメーカーで設計の仕事をしていたころ、たまたま行った現場の職人さんから「こういう図面では現場はできない」と言われ、現場をもっと知りたいと、現場監督に転身することを決意しました。しかし現場経験がなく、当時は男性イメージが色濃く残る職種だったため、面接をしてくれる会社すらありませんでした。そんな私にチャンスをくれたのが栄港建設。女性現場監督として10年目を迎えました。 この仕事をするうえで、知識はもちろんですが、何よりも大事なのが思いやり。実際家を造るのは職人さんであり、私たちはいかに気持ちよく働いてもらえるかを先回りして考えなければなりません。その気持ちが職人さんに伝わり「この監督のために一肌ぬごう」となってくれたとき、初めてよい建物が建てられるのです。 一人前の現場監督になるためには、経験が必要であす。だから福井さんには、敢えてこれまでやってこなかったことにチャレンジしてもらうよう指導しています。正解を教えるより、失敗から学ぶことの方が大つなきいので、事故に繋がらなければ敢えて口出ししないことも(笑)。 今は覚えることもたくさんあり、戸惑うこともあるかと思いますが、いつか後輩や、職人さん、設計士さんから「福井さんと仕事がしたい!」と思われるような現場監督になってくれると信じています。いろこ50年以上前に作られた建造物とは思

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