さくらノート横浜・横須賀・川崎版vol.19
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ゃごやかぎ    泰貴さん木村浅草五エ衛門L&C 代表俥夫になって1年目を迎えた頃、身体にハンデを抱えた少年をご案内したことが木村さんにとって人生の転機となりました。友達と上手く馴なじ染めないこと、生活環境が苦しいこと、親身になって聞いていると、彼は夢を語ってくれました。「僕、バイクに乗って旅がしたいんです。今日は少しその夢が叶ったような気がします。」その言葉を聞いて、肩を震わせながら人力車をひいたといいます。観光案内俥夫をするのが仕事ではなく、お客様が抱える不安や悩なみを解消してあげるのが、〝志しと事〟だと気付いた瞬間でした。会。同じ状況は二度とないからこそ、全力を注ぎこむことができる」と語ります。進むべき道を見つけた木村さん。行き先に悩めるお客様を乗せて、想い出という目的地へ今日も走り出します。※一期一会…一生に一度だけの機会もう迷わない、迷わせない。想いを乗せて笑顔を運びます。ューヨーク2020年に東京オリンピックを控ひえ、ひときわ賑にわいと活気をみせる江戸の下町〝浅草〟は、年間5000万人以上の観光客が訪れる人気の観光スポットです。「雷門」を背景に記念写真を撮ろうとする観光客に「お撮りしますよ」とさわやかな笑顔で声をかけるのは俥しふ夫の木村さ想いが込められていました。「せっかく観光にきたのだから想い出を作りたいと思うのは、誰もが抱く感情です。だからすすんで写真を撮ってあげたり、おススメ情報を提案することで心が開かれ、観光案内という特別な時間を私に任せていただけるんです。」大学を卒業後、世界一のダンサーになるためNニYへ武者修行にいくも、周りのレベルと熱量の差に圧倒され帰国。その後は父が経営する会社や海の家、飲食店で勤めるも、いずれも長続きせず、人生の道に迷ってしまったと言います。そんなある日、地元鎌倉を歩いていると、人力車をひく俥夫とお客様の笑顔がキラキラ輝いて見え「やりたかった仕事はこれだ!」と、その場で人力車の後ろに貼ってあった求人広告に電話したのがこの仕事に就くキッカケでした。しかし丁寧なご案内、運転技術、体力、どれもついていかず辞めようと考えたこともあるそうです。「お客様との出会いは一※期一 15人力車をひく人のことを俥夫とよびます。それ以外に使われることがない私たちにとっての特別な言葉です。写真:Web House TieZ 【きむら たいき】 31歳 鎌倉市立御成中学校 湘南工科大学附属高等学校 浅草を拠点に活動している俥夫。「笑顔爆散」をキャッチコピーに、観光案内だけでなく心のお土産を提供しています。活動内容は随時Instagramで更新中!「tai_kick_rickshaw」からご確認下さい。「人力車であなたの人生を変えます!」※情報はコチラ→ ん。そこには木村さんらしい

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